子育てと医療職の両立が大変な6つの理由

【QOL】医療職の24時間とタイパの限界

それは、あなたの頑張りが足りないからではありません

夜勤明けの重たい体で保育園へ。
帰宅してすぐ夕飯づくり。
子どもの話を聞きながら、気づけば自分は後回し。

ふと鏡を見て、思うことはありませんか。

「私、ちゃんとできてるのかな」
「なんでこんなに余裕がないんだろう」

先にお伝えします。

両立が大変なのは、あなたの努力不足ではありません。

今の働き方の仕組みが、子育てと合いにくいだけなんです。

他人の給料明細やシフト表を見るのが好きな私が、数字と現実から、その理由をやさしく整理してみます。


6つの理由

理由① 生活リズムが合いにくい働き方だから

医療の仕事は、夜も土日も関係なく動いています。

一方で、子どもとの生活は

・朝起きて
・昼に活動して
・夜は眠る

保育園に通っても平日のみ、休日は休み

というリズムが基本。

どちらも大切。でも、
リズムが少しずれているんです。

無理が出るのは、自然なことです。


理由② 夜勤がないと収入が下がりやすいから

夜勤手当が生活を支えている現実

実際にこのブログで紹介している給料明細を見ても、夜勤手当が月収の大きな割合を占めているケースは少なくありません。

夜勤を月4〜5回こなすことで、月収が数万円変わることも珍しくないため、「体力的には減らしたいけれど家計を考えると難しい」という声を多くいただきます。

だからこそ、夜勤を減らしたいと感じることは「仕事への甘え」ではなく、生活と健康のバランスを考えた自然な気持ちと言えるでしょう

たとえば病棟で夜勤を月4回した場合、

項目目安
年収約480万円
手取り月額約25万円
実質時給約1,470円

夜勤を減らすと、収入も下がることが多いです。

「しんどいけど、やめられない」

それは甘えではなく、
家計を守ろうとしている責任感です。


理由③ 急なお休みに気をつかいすぎてしまうから

子どもの発熱。

本当は心配でいっぱいなのに、
先に浮かぶのは

「職場に迷惑かけちゃうかも」

優しい人ほど、自分を責めてしまいます。

でもそれは、あなたが真面目で誠実だから。

子どもの体調不良は本来「想定内」。
あなた一人が背負うことではありません。


理由④ 人手が少なく、頼りづらい空気があるから

「私が休んだら回らないかも」

そんな空気がある職場も少なくありません。

でも、現場を回す責任は個人ではなく組織の役目です。

あなたが無理を続けているから回っているなら、
それはあなたがすごいだけ。

あなたが弱いわけではありません。


理由⑤ 他の選択肢を知らないまま頑張っているから

「看護師は病棟で働くもの」

そう思っていませんか?

でも実際には、

・訪問看護
・クリニック
・派遣や単発
・健診業務

など、働き方は思っているよりあります。

時給が少し上がるだけで、
働く時間を減らせることもあります。

知ることは、逃げではありません。
自分を守る準備です。


理由⑥ 医療の世界しか知らない不安があるから

もうひとつ、見えにくい理由があります。

「医療以外の世界を知らない」こと。

学生の頃から実習漬け。
国家試験を越えて、そのまま臨床へ。

・医療職以外の働き方を経験したことがない
・一般企業の働き方が想像できない
・転職サイトを見るだけでドキドキする

そんな人も多いのではないでしょうか。

「もし合わなかったらどうしよう」
「通用しなかったら怖い」
「やっぱり病棟に戻りたくなったら?」

その不安は、とても自然です。

慎重になるのは、弱さではなく誠実さです。


あなたは、ちゃんと頑張っています

完璧を目指すほど苦しくなる

医療職は責任感が強く、真面目な人が多い仕事です。

そのため、「仕事も家事も育児も全部きちんとやらなければ」と自分に厳しくなってしまう人も少なくありません。

でも、本当に大切なのは、すべてを完璧にこなすことではなく、長く笑顔で働き続けられることです。

少し肩の力を抜いて、「今日はこれだけできた」と自分を認めることも、仕事を続けるためには必要な力だと思います。

両立がつらいのは、

・生活リズムのズレ
・夜勤に頼る収入
・急な対応への気づかい
・人手不足の空気
・選択肢を知らないこと

これが重なっているから。

あなたの根性が足りないわけではありません。


最後に

このブログでは、全国の医療従事者から寄せられた給料明細や働き方の情報を紹介しています。

年収や手取り額だけでなく、「満足していること」「辞めたいと思った理由」「子育てとの両立」など、一人ひとりのリアルな声もあわせて掲載しています。

同じ資格を持っていても、働く場所や環境によって生活は大きく変わります。

「今の働き方しか知らなかった」という人が、自分に合った選択肢を見つけるきっかけになれば嬉しいです

今の働き方を、5年後も続けている姿が想像できますか?

今すぐ変えなくていい。

でも、

「他にはどんな道があるんだろう」

と考えてみることは、あなたを守ることにつながります。

他人の給料明細を見るのは、比べるためではなく、
自分の可能性を広げるため。

あなたが少しでも
「私だけじゃないんだ」と思えますように。

また数字から、やさしい選択肢を探していきますね。

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