【作業療法士の給料明細】9年目で年収360万円・手取り19万円台。「子どもが生まれる今だからこそ、お金のことを考える」

【徹底比較】医療職の給料明細・実態調査

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「このままの給料で、本当に家族を守っていけるのかな。」

30代になると、お金に対する考え方が少しずつ変わってきます。

20代の頃は自分ひとりの生活だったものが、結婚や出産をきっかけに「家族の生活」を考えるようになるからです。

今回ご紹介するのは、北日本のデイサービスで働く9年目の作業療法士さん。

夜勤はなく、利用者さん一人ひとりと向き合える働き方を続けています。

しかし、アンケートで最初に目に飛び込んできたのは、こんな言葉でした。

「9年目で手取り20万円いかないのは少なすぎる。」

経験を積んでも大きく給料が伸びない。

責任は増えるのに、生活の余裕はあまり変わらない。

この悩みは、作業療法士だけではなく、多くの医療職に共通しているように感じます。

今回は、実際の給料明細とともに、30代で感じ始めるお金や働き方の悩みについて紹介します。

給料明細を公開する前に

この記事は「医療職の給料明細ラボ(ナスカネ)」が独自に実施したアンケートをもとに作成しています。

掲載内容は、ご本人の了承を得たうえで、個人が特定されないよう勤務先や給与内容を一部調整・要約しています。

同じ作業療法士でも地域や施設、経験年数によって給与は大きく異なります。一例として参考にしてください。

今回ご協力いただいた作業療法士さんのプロフィール

項目内容
職種作業療法士(OT)
経験年数9年
年齢31〜35歳
勤務先デイサービス(通所介護)
地域北日本
勤務形態常勤
夜勤なし
日勤20日前後
残業月0〜5時間程度
家族構成本人・配偶者

これから子どもが生まれる予定という、人生の大きな節目を迎えている30代です。

仕事だけではなく、家族の将来も考え始めるタイミングだからこそ、「今の給料で大丈夫なのか」と感じることが増えたそうです。

作業療法士9年目の給料明細を公開

まずは実際の給与を見てみましょう。

項目金額
基本給約19.6万円
総支給約25万円
手取り約19.3万円
賞与年間20〜50万円程度
年収約364万円

総支給は約25万円ありますが、税金や社会保険料が差し引かれると、実際に手元へ残るのは約19万円です。

結婚や子育てを考え始める30代では、決して余裕がある金額とは言えないかもしれません。

給料を支えている各種手当

個人が特定されないよう、手当は区分ごとにまとめています。

手当区分金額
住宅関連手当約3万円
資格・処遇関連手当約1万円
その他手当約1.5万円

基本給だけを見ると20万円を下回っています。

毎月の生活は各種手当に支えられていることが分かります。

一方で、住宅手当などは勤務先が変われば支給されないケースもあります。

長く働くことを考えると、「基本給そのもの」がどれくらいあるのかも確認しておきたいポイントです。

給料満足度は5段階で「1」

今回の満足度は5段階中「1」でした。

理由は、とても率直なものでした。

「9年目で手取り20万円いかないのは少なすぎる。」

この言葉を見て、「自分も同じことを感じている」と思った作業療法士さんも多いのではないでしょうか。

経験を積めば自然と給料が上がる。

そんな時代ではなくなってきています。

責任は増え、後輩指導や書類業務も増えていく。

それでも昇給は毎年わずか。

物価だけが上がっていく今、その差を強く感じている医療職は少なくありません。

子どもが生まれる今は転職しづらい

転職については「条件次第」と回答しています。

その理由はとても現実的でした。

「子どもが生まれるため、今は動きにくい。」

転職活動には時間も体力も必要です。

新しい職場に慣れるまでの負担を考えると、出産を控えたタイミングでは今の職場を選ぶ人も多いでしょう。

だからこそ、今すぐ転職を決める必要はありません。

「今の自分の給料は相場なのか」を知るための情報収集だけでも、将来の安心につながります。

「医療職の給料は少なすぎる」──現場からの率直な声

今回、一番印象に残ったのはこのコメントでした。

「医療職の給料は少なすぎる。国がしっかり診療報酬を上げるべき。」

作業療法士は、利用者さんの生活を支える専門職です。

歩くこと、食事をすること、家で生活を続けること。

その一つひとつを支える責任のある仕事ですが、給料が大きく伸びにくい現実があります。

責任は増えるのに、給与は思うように上がらない。

このギャップに悩む医療職は決して少なくありません。

副業に興味を持つ医療職が増えている理由

今回の作業療法士さんは現在、副業はしていません。

しかし、「興味はある」と回答しています。

最近では医療職でも、本業以外の収入源を作る人が増えてきました。

副業の例特徴
Webライティング自宅で始めやすい
ブログ運営積み上がる資産になりやすい
単発アルバイト資格を活かせる
SNS発信知識や経験を活かせる

もちろん、副業が正解というわけではありません。

ただ、「給料だけに頼らない働き方」を知っておくことは、将来への安心材料になるかもしれません。

ナスカネが感じたこと

今回の給料明細を見て感じたのは、

「給料への不満というより、将来への不安が大きい」ということでした。

9年間積み重ねてきた経験。

利用者さんから信頼される存在になり、責任ある仕事も任されるようになった。

それでも手取りは約19万円。

これから子どもが生まれ、教育費や住宅費など新しい支出も増えていきます。

そう考えると、「このままで大丈夫かな」と感じるのは自然なことです。

だから私は、転職だけを勧めたいとは思っていません。

今の職場で経験を積むことも一つの選択。

副業を知ることも一つの選択。

資産形成を始めることも一つの選択です。

大切なのは、「知らないまま数年が過ぎること」。

少しだけ視野を広げるだけでも、将来の選択肢は増えていきます。

今の条件は本当に相場ですか?

作業療法士は、勤務先によって年収が100万円近く変わることもあります。

比較ポイント施設による違い
基本給昇給額や初任給が異なる
賞与年間2〜5か月以上と幅がある
住宅手当支給の有無が異なる
退職金制度施設によって差がある
年間休日110〜125日以上と幅がある

今の職場が悪いという話ではありません。

ただ、自分の市場価値を知っておくことは、将来の安心につながります。

最近の転職サービスは、転職を前提に利用するものではありません。

「今の年収は相場なのか」

「もっと条件の良い職場はあるのか」

そんな情報収集だけでも十分価値があります。

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今の職場が普通と思っていると損するかもしれません

今すぐ転職するつもりがなくても、求人を見比べるだけで「自分の価値」が見えてくることがあります。

実際に条件を比較した結果、「今の職場が一番良かった」と納得できる人もいます。

逆に、同じ仕事内容でも年収や休日が大きく違う職場が見つかることもあります。

選択肢を知っておくことは、これからの働き方を考える大切な材料になるでしょう。

手取りを増やす方法は「給料アップ」だけではない

今回のアンケートでは、副業への興味も回答されていました。

最近では、副業だけでなく新NISAやiDeCoなど資産形成を始める医療職も増えています。

収入を増やすだけではなく、今あるお金を育てるという考え方です。

手取りを増やす方法特徴
転職年収アップを目指せる可能性がある
副業収入源を増やせる
資産形成長期的なお金の不安を減らしやすい
節税手元に残るお金を増やしやすい

どれか一つが正解ではありません。

今のライフスタイルに合った方法を知ることが、将来の安心につながっていくのだと思います。

まとめ

今回のポイント内容
経験年数9年
勤務先デイサービス(通所介護)
夜勤なし
年収約364万円
手取り約19万円
給料満足度1/5
転職希望条件次第
興味があること副業

今回ご紹介した作業療法士さんは、今すぐ転職したいわけではありませんでした。

それでも、「このままの給料で家族を支えていけるのか」という不安を抱えていました。

もし同じような気持ちを抱えているなら、まずは今の給料が相場なのかを知ることから始めてみてもいいかもしれません。

情報を集めることは、転職ではありません。

これからの働き方や暮らし方を考えるための、大切な準備になるはずです。

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