子育てと両立する現実
結論から言うと、「働きやすい」と言われる作業療法士でも、ライフステージによってその前提は大きく変わります。
今回のケースは、子育てをきっかけに働き方の難しさが見えてきた例でした。
作業療法士とはどんな仕事?
作業療法士は、
身体または精神に障害のある人に対し、その心身機能の回復・維持を図り、日常生活および社会生活への復帰を支援する専門職です。
具体的には、
・食事、整容、入浴などの日常生活動作
・家事、仕事、対人交流といった生活行為
・遊びや創作活動、趣味活動など
生活に関係するあらゆる作業や動作を用いて、訓練・指導・援助を行う医療技術職です。
「OT(Occupational Therapist)」とも呼ばれ、 その人らしい生活を取り戻すために欠かせない存在です。
参考:厚生労働省「作業療法士について」
給料明細の概要(関西・公立病院・リハビリ科)
※本データは独自アンケートをもとに、個人が特定されないよう一部調整しています
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 経験年数 | 7年目(20代後半) |
| 勤務形態 | 常勤 |
| 勤務先 | 公立病院(リハビリテーション科) |
| 基本給 | 約19万円 |
| 総支給 | 約26万円 |
| 手取り | 約18万円 |
| 手当 | 各種手当 合計約6万円 |
| 夜勤 | なし |
| 勤務日数 | 約22日 |
| 残業 | 0〜5時間程度 |
| ボーナス | 20万円未満 |
| 年収 | 約320万円 |
| 満足度 | 2/5 |
「働きやすいはず」が崩れる瞬間
作業療法士は一般的に、
・夜勤がない
・生活リズムが整いやすい
・身体的負担が一定コントロールしやすい
といった理由から、比較的働きやすい職業と見られることがあります。
※ここで言う「働きやすさ」は、あくまで夜勤がないことなど勤務形態の特徴に基づくものです。
ただ、子育てが始まると状況が変わります。
・急な呼び出し
・送迎時間の制約
・家庭優先のスケジュール
“定時で終わる”だけでは成立しない現実
ここに、 働きやすさの前提が崩れるポイントがあります。
「調整すればいい」では終わらない問題
働き方を調整するという選択肢はありますが、
それだけで解決するわけではありません。
・収入が下がる
・役割が変わる
・キャリアの幅が狭くなる
“働く条件を変えることの影響”は小さくない
今回のケースでも、
「できれば通常勤務で続けたい」
という気持ちと、
「現実的には調整が必要」
という状況の間で揺れています。
このギャップこそが悩みの本質です。
ナスカネが感じたこと
今回のケースを見て感じたのは、
作業療法士は「本来もっと評価されるべき仕事」だということです。
生活そのものに関わる支援、
その人らしく生きるための関わり。
代わりのきかない重要な役割です。
正直に言うと、
夜勤がないという点だけを見て「働きやすい」と感じていた部分がありました。
ただ実際には、
生活背景が変われば、その前提は簡単に崩れる
そう感じました。
だからこそ、
この仕事の価値に見合った給料や、柔軟な働き方がもっと広がってほしい
そう思います。
これから考えたい選択肢
※本ページにはプロモーションが含まれています
・働き方を調整する
・環境を変える
・優先順位を整理する
どれを選ぶかは人それぞれです。
▶ 自分に合う働き方を考えたい人へ
今の職場が普通と思っていると損するかもしれません
同じ作業療法士でも、
職場によって働き方は大きく変わります。
まとめ
今回のケースは、
「ライフステージの変化で働き方に悩む作業療法士」
・子育てで前提が変わる
・調整だけでは解決しない
・それでも続けたい仕事
大切なのは「続けられる形を見つけること」
あなたなら、どんな働き方を選びますか?
他にも医療者として働くみなさんの給料明細を覗き見してみて、自分らしい働き方を探してみてください


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