「助産師って、お産を取る仕事でしょ?」
そう思われること、実はすごく多いです。
もちろん、お産に関わるのは助産師の大切な役割です。
でも実際は、それだけではありません。
少子化が進む今、
「赤ちゃん減ってるのに、助産師って仕事あるの?」
「働く場所って病院だけ?」
そんな疑問を持つ方もいると思います。
結論から言うと、助産師の働き方はかなり幅広いです。
病院だけではなく、助産院、産後ケア、地域支援、教育、企業など、本当にさまざまな場所で活躍しています。
この記事では、10年以上医療現場で働く現役医療従事者として感じている、助産師のリアルな働き方について、少し親しみやすくお話ししていきます。
この記事で分かること
- 助産師とはどんな資格なのか
- 少子化でも助産師が必要とされる理由
- 助産師が働ける場所
- 病院以外の働き方
- 助産師のキャリアの広がり
助産師とは?
助産師とは、妊娠・出産・産後の母子を支える国家資格です。
看護師資格を取得したうえで、さらに助産師課程を修了し、国家試験に合格する必要があります。
そして助産師には、「開業権」があるという特徴があります。
つまり、自分で助産院を開設することができる資格でもあるんです。
実際に自分で助産院を開く方もいますし、助産院で勤務する働き方もあります。
正常分娩であれば、医師の指示なしで分娩介助ができる。
これは助産師ならではの専門性です。
少子化なのに助産師の仕事はあるの?
これは本当によく聞かれます。
確かに出生数は減っています。
でも実際の現場では、むしろ支援の必要性は増えていると感じます。
- 高齢出産
- 不妊治療
- 産後うつ
- 育児不安
- 地域での孤立
- 性教育
など、妊娠・出産を取り巻く悩みは年々複雑化しています。
「産む数」は減っていても、一人ひとりに必要なケアはむしろ濃くなっている印象です。
助産師が働ける場所はこんなにある
① 総合病院・大学病院
助産師の働き方として一番イメージされやすい場所かもしれません。
でも大学病院では、産科だけではありません。
- NICU(新生児集中治療室)
- 婦人科
- 外来
- MFICU
など、さまざまな経験を積むことができます。
ハイリスク妊娠や急変対応など、かなり高度な医療現場です。
実際、産科って「命が生まれる幸せな場所」というイメージだけではなく、かなり超急性期な現場でもあります。
私の友人には、産科で急変対応に悔しさを感じ、
一度救命科へ行って訓練を積み、その後また産科へ戻った助産師もいます。
それくらい、「命を守る力」が求められる現場でもあります。
② 産婦人科クリニック
地域密着型のクリニックで働く助産師も多いです。
大学病院などとは違いローリスクの妊婦さんを対応することがメインになります
病院よりも妊婦さんとの距離が近く、継続して関われる魅力があります。
分娩介助だけでなく、クリニックによっては
- 妊婦健診
- 母乳指導
- 育児相談
- 産後ケア
- 不妊治療
などに深く関わることができます。
③ 助産院
助産院では、「その人らしいお産」を大切にする場面が多いです。
妊婦さんとじっくり関係を築きながら関われるため、助産師らしさを強く感じやすい働き方でもあります。
また、助産師には開業権があるため、将来的に自分で助産院を開くという選択肢もあります。
「自分の理想のケアを形にしたい」
そんな想いで開業する助産師さんもいます。
④ 産後ケア事業・産後ケアホテル
最近かなり増えてきている分野です。
産後のお母さんは、想像以上に心も身体もボロボロなことがあります。
そんな時期に、
- 休息
- 授乳支援
- 育児相談
- メンタルサポート
を行うのが産後ケアです。
助産院だけでなく、産後ケアホテルなどで働く助産師も増えています。
「産んだ後を支える」役割は、今後さらに重要になると思います。
⑤ 地域・行政
保健センターや自治体で働く助産師もいます。
乳幼児健診や家庭訪問、育児相談などを通して、地域で母子を支えています。
病院とはまた違った、「予防」や「生活」に近い支援ができる場所です。
⑥ 企業で働く助産師
意外かもしれませんが、企業で働く助産師もいます。
- 育児関連サービス
- 医療系企業
- Femtech関連
- 商品開発
- 相談窓口
など、助産師の知識や経験を活かせる場面は増えています。
最近ではSNS発信やオンライン相談など、新しい働き方もかなり広がっています。
助産師は「学び続ける仕事」だと思う
助産師って、本当に幅広い仕事です。
命の誕生に関わるだけではなく、
- 急変対応
- メンタルケア
- 家族支援
- 性教育
- 地域支援
- 女性の生涯支援
など、求められる役割がとても多い。
だからこそ、さまざまな感性や価値観に触れながら、学び続ける必要がある仕事だと感じています。
でもその分、「自分らしい助産師像」を見つけられる仕事でもあります。
まとめ
助産師は、お産だけをする仕事ではありません。
妊娠・出産・育児・女性の人生を支える専門職です。
病院、助産院、産後ケア、地域、企業…。
働き方は本当に多岐にわたります。
少子化だからこそ、一人ひとりに寄り添う助産師の役割は、これからさらに大切になると思います。
10年以上医療現場で働く中でも、「助産師だからできる支援」は本当にたくさんあると感じています。
どこで働くかだけではなく、
「どんな助産師でありたいか」
そんな視点でキャリアを考える時代になっているのかもしれません。
様々な働き方や給料の実際をみて働き方の選択肢を広げて欲しいとそう思います
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